2011年11月14日月曜日

二の酉


 毎年欠かさず行くのが酉の市。酉の市の本場は何と言っても浅草の「大鳥神社」です。
 
 大鳥は鳳(おおとり)でもあり鳳凰(ほうおう)でもあります。鳳凰は古代エジプトにおけるフェニックスのことであり、不老不死のシンボルともなり、また中国の長寿の神でもあり、皇帝・皇后のシンボルともなりました。もともと鳥や伝書鳩に代表される鳩には千キロメートル離れていても巣に帰るという帰巣本能があり、その特徴が人間の魂を死後正確に極楽に導いてくれると信じられ、それがエジプトではバーという人間の頭をした鳥、日本では迦陵頻伽という極楽で歌うという鳥に変化したのです。そういう鳥の信仰と長寿を祝う大鳥神社で金をかき集める商売のシンボルの熊手が売れたことから酉の市がスタートしたといわれています。
 
 今年は三の酉まであり、なんとか時間を作って行くことができました。上の写真は去年の熊手。両手招き猫のご利益か、震災に追い打ちをかけられた不景気をなんとか乗り越えられました。今年は、来年の干支に因んで、龍のついた熊手に決めました。景気の良い拍子木(ひょうしぎ)に元気付けられ、来年も頑張ろうという気持ちを強くしたタコです。


日本骨董学院 http://www.kottou-gakuin.com/

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