2011年7月15日金曜日

Adolf Busch アドルフ・ブッシ ュ (音楽の夢 1)

最近若いときの夢をもう一度とスピーカーを買い換えようと、いろいろ視聴していて最後に出会ったFALのフラットスピーカー。開発者の古山 磐雄氏(写真左)は、なんと1973年から平面スピーカーの研究を始め、最近その完成を見たとのこと。40年近い研究の結果が実を結んだのです。理想的なスピーカーが完成しました。今までのスピーカーには出せない抜群のクリアーな音。今では大手電機会社数社が販売の協力を申し出ているということです。その古山氏との縁で、再び僕のオーティオ熱が再発。しばし出番の無かったレコードプレーヤも古山氏推薦のカートリッジに交換するなど改良して復活させました。CDは便利ですが、若い頃から集めたクラシック音楽のレコードを、素晴らしい音で聴けるなんて、とても幸せです。




 先日は、頼んでいたお茶碗の金継ぎを届けにきてくれた修復師の松田さんが、僕のレコードコレクションを見つけ、その中からアドルフ・ブッシュの指揮とバイオリン演奏を担当して録音したSPレコードを発見して驚きの声を発していました。聞けば松田さんも大のクラッシックファンで、お互いに意気投合!このSPレコードはバッハのブランデンブルグ協奏曲で、ルドルフ・ゼルキンというピアノの名手の1935年録音のレコードです。バッハのブランデンブルグ協奏曲の演奏レコードについては、僕は(SP~LPを中心に)それぞれ違う指揮者の演奏を約90種類は持っているのですが、松田さんも大のクラシック・ファンとわかり、わが友を得たようで、とても嬉しかったです。


 バッハは一番好きですが、かれこれ46年前から聴いているマーラーが最近ではまた好きになりつつあります。マーラー愛好家としては最古参クラスを自負していますが、何といっても僕には「大地の歌」が最高で、続いて第5番、第8番が自分にとっていい。「大地の歌」はワルター指揮のウイーンフィル1951年録音版が最高で、最近の録音ではベルティーニの指揮が気に入っています。8番は18歳の時に一番最初に手に入れたのがモーリス・アヴラヴァネル指揮のユタ交響楽団1964年録音版のレコードで大変感激した記憶があり、懐かしい思い出の一枚です。
 

 このところまたピアノ曲にもどり、ショパンの夜想曲をそれこそ夜に楽しんでいます。演奏はサムソン・フランソワ。いままでたくさんの名ピアニストのこの曲を聴いてきましたが、僕はこの人の演奏を聴いたらもうだめ。これで決まりのすばらしい演奏です♪

 僕はベートーヴェンのピアノ協奏曲5番「皇帝」が大好きで、これは絶対的にミケランジェリとカルロ・マリーア・ジュリーニ指揮のものがすばらしい。どなたかミケランジェリが好きな方、ご連絡ください。