2012年4月11日水曜日

中野の桜並木とつぶらなタヌキ


 今年は土日に桜がピークとなり、晴れた空の下、お花見を楽しまれた方も多いと思います。タコは土日も仕事があったので、上野公園の人混みをかき分けて国立博物館に向いながら、満開の桜を見上げるのが精一杯でした。でも、地元中野の桜並木にも楽しませてもらいました。中野駅北口から、2キロに渡りソメイヨシノの並木道が続きます。340本も植えられているそうです。去年はさすがになかった提灯が、今年は夜になるとほんのり点ります。昼の光ではかなり強烈なピンクの提灯に眉をしかめていたのですが、闇夜には控えめなピンクの明かりとなるのを見て、許せました。

桜の季節が近づくと、様々な桜関連商品が売り出されます。まだ寒いうちから、ぽかぽかした春への期待につい手にとってしまいます。昔ながらの桜餅なども大好きですが、桜をイメージしたお菓子や飲み物にも興味をひかれます。左の写真は、マリアージュフレール(Mariage Freres)のサクラ・グリーンテイーです。いつものお気に入りの紅茶を買いに行ったら、春限定というこのお茶を勧められました。蓋を開けるとなんとも清々しい香りがしたので、どんな味がするのか飲んでみたくなりました。お湯を注ぐと、部屋いっぱいに春の草原のような香りが広がります。味はさっぱりとした緑茶です。天然の香料しか使っていないせいか、何回飲んでも飽きません。
  緑茶以外に何がブレンドされているのかわかりませんが、花びらのようなものも入っていて、なかなか綺麗です。今日はプロ養成・個人講座があったので、春の嵐のような風の中をはるばるいらした生徒さんに、このお茶と、菊廼舎の冨貴寄をお出ししました。ちょうど風で吹き寄せられたサクラの花びらみたいです。小さいので、講座の合間にポリポリと少しづついただくのに良いです。


  桜は暴風でかなり散り、もうすぐ若葉が目立ち始めるでしょう。来年もまた咲いてくれるのを楽しみにしています。タコのテーブルの上では、小さなビオラが咲いています。紫色の小輪丸弁が、つぶらな瞳のようなので、品種改良した方により、「つぶらなタヌキ」という名前がつけられています。紫色の花弁が白く縁取られるのも特徴だそうです。先月買ったのですが、冬から5月にかけて、休まず咲き続けるそうです。大きな鉢に植え替えれば、株が生長して、もっと沢山咲いてくれるらしいのですが、この青磁の筆洗いにちょうど収まるサイズが気に入っています。

 水を毎日やらないと、直ぐにグッタリしてしまうので、大変です。明日から岐阜と名古屋に出張なので、アシスタントがちゃんと水をやってくれることを祈ります。



日本骨董学院: http://www.kottou-gakuin.com/

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