2013年9月20日金曜日

甘えん坊猫・大福登場!


細矢大福です。カメラを向けると不機嫌になります。

最後に投稿をしてから、あっという間に数か月が過ぎてしまいました。 忙しかったせいもありますが、小さな養子を迎えてから、ますます時間がなくなりました。 こちらが大福。愛称「大ちゃん」、5歳です。






3か月とちょっと前の事です。以前の飼い主さんがのっぴきならない事情から飼えなくなり、この子の貰い手を探している、という話を懇意の骨董屋さんから伝え聞いて、ちょっと見に行きたくなりました。それというのも、この子には山猫の血が流れているからです。なんでも、お母さんはアジアン・レパードと総称される山猫と、アメリカン・カールのハイブリッドで、白い被毛にブルーの瞳の大変な器量良し。そしてお父さんはアメリカのニューイングランド地方・メイン州の州描、メイン・クーンと聞きました。いったいどんな猫だろう?

ご機嫌な大ちゃん

初対面の日、大ちゃんはお母さん猫と一緒にケージに入っていました。僕が行くと、興味深々で檻の中からこちらを見にきました。元の飼い主さんが、「大ちゃん、おはようは?」と話しかけると、なんと「おはよう!」と答えるではありませんか!飼い主さんに促される度に、はっきりと「おはよう」と元気良く繰り返します。こういう猫もいると噂には聞いたことがありましたが、実際に目の前で見たのは初めてのことでした。山猫は用心深く、人になつきにくいそうですが、大ちゃんはとても人懐っこそう。それに可愛い!お母さん猫はまるで白雪姫みたいなベッピンさんですが、大ちゃんはどうやらお父さんに似たらしく、2層の長めの被毛とふさふさの長い尻尾が特徴的です。ガッシリとした骨格と筋肉、長い体もお父さん譲りみたいです。お母さんから受け継いだ身体的特徴と言えば、アメリカン・カール独特の内側にカールしたお耳でしょうか。目は美しいグリーン・ゴールドです。


フワッフワのゴールドの毛が密集するお腹には、
特別ご機嫌な時だけしか触らせてくれません。


反抗的な大ちゃん。 にらめっこは負けません!

なんだかこの子とは気が合いそうです。見るだけのつもりが一目で気に入ってしまい、僕が引き取ることにしました。大きなケージを買い、猫用のベッドやトイレその他を張り切って準備しました。大学生の頃、知人から生まれて間もない子猫を譲り受けて飼っていたことがありますが、その頃と比べて、ペット用品がこんなにも進歩しているのかと驚きました。特にトイレがスゴイ。脱臭効果が高く、処分し易い商品が色々あってなんと便利なことか。昔は猫のトイレの砂の調達と始末に苦労させられたものです。餌だって、今は栄養バランスが良いくて美味しそうな商品が選り取り見取りだし。昔飼っていた猫のコロちゃんには、シラスや鰹節を混ぜたごはんをせっせと作ってあげていたけど、今はそんな時間もないので、クリスピーなドライフードと缶詰を与えることにしました。


書類の上で強引にお昼寝です。パフっと大きな手が可愛い。
かまってもらえず、ふてくされる大ちゃん。
口の端を片方だけ上げて牙をのぞかせたりするのも最近得意です。
かなりドスが効きます。
連れてきた日の大ちゃんは、おびえてキャリーケースから出てこようとしませんでしたが、とにかく出してやると、ケージ内のベッドにうずくまって身を固くしたままうつむいていました。その姿がいじらしくて、手を差し出すと、そっと身を摺り寄せるではありませんか!(^^)! その時から次第に打ち解け、いまではもう大きな顔をして、好きなように動き回っています。メイン・クーンは、とても賢くて器用で遊び好きだそうですが、大ちゃんもお父さんに似たのかまったくその通りです。成猫なので、遊び好きといっても何かにじゃれるようなことはありませんが、人の言うことも理解しているみたいだし、表情が実に豊かです。何より大変な甘えん坊です。寂しがり屋みたいで、人がいるとすぐにやってきて甘えます。忙しく仕事をしていると、床から背伸びして立ち上がり、チョンチョンと手をつついたり、書類の上にドカンと乗りますし、それでもかまってやらないとふてくされてギャングみたいなオッサン顔になります。こちらが睨むと、負けずに睨み返して、なかなか目を逸らさない気の強い子です。甘えてる時のふっくら顔とは違って、顎が引き締まります。頭や顎を撫でてやると、決まって気持ち良さそうに前足をピクピクさせるのが面白いです。まったく変な猫ですが、もうすっかりウチの子です。


ナデナデされて恍惚の大ちゃん。