これは、天平時代の都、平城宮のもので、まさに井上靖の小説、「天平の甍」です。見どころは蓮弁の形。屋根に乗せてしまえば、下から見上げても詳細等分からないのに、実に美しく仕上がっています。軒平瓦の唐草も素朴で美しい文様です。奈良時代の大らかさが感じられます。
この瓦は、奈良国立文化財研究所所蔵のものと同じです。
今日は生徒さんの一人が、「琉球すずめうり」をくださいました。小振りのプチトマトくらいの大きさで、スイカのような柄。赤と緑の実が蔓に付いています。ものすごくカワイイです。早速写真を撮りました。種を採る為に乾燥させてありますが、実際は作り物かと思うほど鮮やかな色合いです。種から育てるのは難しいそうですが、なんとか発芽させて、来年のクリスマスの彩りに添えたいです。
「日光はもちろん、外気にもちゃんと当ててやること...でも直ぐに鳥が赤い実をつついてしまうよ」、と園芸店で注意されたので、気が気ではありません。ベランダの内側に置き、昼間は寒いのも我慢して窓を開けてやります。なかなか世話の焼ける子です。来年も元気でいてくれるかどうか...それは僕の根気次第なのでしょうが、ちょっと心配。
日本骨董学院 http://www.kottou-gakuin.com/
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