2012年3月5日月曜日

名古屋 栄・中日カルチャーの古美術・骨董講座



 月に2回、僕は名古屋に出張します。栄の中日文化センターで「たのしい古美術・骨董」講座を受け持つようになってから、かれこれ8年目になります。僕の講座では古美術・骨董品を実際に手にとって細部まで見ていただくのがモットーなので、重く、嵩張る教材を東京から運ぶのは、楽ではありません。それでも、毎回張り切りたくなるのは、生徒さんが明るく熱心な方ばかりだからです。名古屋人気質なのでしょうか、皆さん気さくでとても活気があります。写真は今年一月、講座後の新年会の様子です。とても賑やかで楽しい会でした。

 僕は、東京で生まれ育ちましたが、仕事で神戸に住んだ時期もあり、関西には縁があるようです。名古屋の大須観音の骨董市も好きで時間がある時は訪れます。京都の東寺骨董市や北野天満宮骨董市も大好きです。行けば必ずいるなじみの業者の店で世間話をしたり、珍品を見つけて買ってしまうこともあります。東京と違う名古屋、関西ならではの雰囲気があり、おもしろいです。

 名古屋はその独特の食文化でも有名ですが、味噌煮込みうどんや櫃まぶしは、評判を呼ぶだけのことはあります。勿論、他にもおいしいものはたくさんありますが、僕は大抵この二つのうちどちらを食べて帰ろうか、迷います。前回の名古屋出張はとても寒かったので、山本屋本店の味噌煮込みうどんへ・・・。愛知県内に何件かあるようですが、便利さからいつも名古屋駅太閤口地下エスカか栄の中日新聞ビル下の「山本屋・本店」に行きます。

 冬は何と言っても牡蠣入りが楽しみです。写真では見えにくいのですが、いつも大きな牡蠣が中に五つ入っています。まずいつものようにレンゲで熱い八丁味噌仕立ての汁を一杯。う~ん、うまいッ!これがタコの至福の時です。味噌煮込みうどんには、漬物が付いてくるのですが、下ろし生姜と専用の醤油と七味唐辛子にからめていただくのが、実においしいのです。お漬物は、おかわり自由なのも嬉しい。すごくおなかのすいた時は、このお漬け物でご飯をまず一杯。これがお勧め。それからうどんをいただきます。尚、名古屋の方々は、鍋のフタを左手に持ち、そこにうどんを一旦取り、それからいただくのが流儀だそうで、ぼくもそんな風にしていただいてます。うどんが滑って落ちて汁が飛び散ることがないので服もテーブルも汚さず、またうどんもフタで熱さが緩和され、食べやすくなるとともに、お行儀よく食べるよい方法であることに気がつきました。さすが名古屋、これは東京にはないすばらしい習慣です。

日本骨董学院 http://www.kottou-gakuin.com/

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