季節的には秋になりましたが、まだまだ暑い日が続いてます。この間まで、去年買ってベランダで冬を越した小さな鉢植えの槿(ムクゲ)が、毎日一輪づつ花を咲かせてくれていました。マンションの入り口の槿は、まだ元気にたくさんの花をつけているのですが、タコの槿はもうお休みに入ったようです。
机の上に朝鮮・李朝の白磁の盃に花を入れてみました。ともに韓国の焼き物と国花ですから、やはり合いますね。白の花弁にほんのり赤みがきれいです。李朝時代は儒教が全盛で、白を尊びました。何物にも染まらない純粋な白を象徴としていました。
槿の前は、クチナシがなんとも言えない香りで部屋を満たしてくれました。本当にいい香りです。ぼくは沈丁花が一番好きですが、このクチナシも好きです。小さな李朝白磁の小壺によく似合い、これもまた大好きな、素朴そのものの栗の李朝くりぬき盆に乗せておくのがお気に入りです。李朝くりぬき盆は昔から韓国に行った時は2から3枚は買ってきていました。お蔭で今はかなりの枚数を持っていますが、最近は売られているのを見かけなくなりました。ぼくは中でもこの一番大きなくりぬき盆が好きです。大きさは55センチほどあり、盆としてはかなり大きなものです。
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